アロー

日々徒然リハビリ的な何か

小説

140文字(くらい)のSSS 「窓」 ログ

彼の世界は、樫の木で作られ、内側に薄く氷が張ったような薄青の縁取りがされている、古めかしくも荘厳な楕円形だ。彼は古くから屋敷の壁に飾られ、応接間の中央で客人と私達を睥睨している。永らく彼に恋慕していた私は、夜ごと寝室を抜け出してその木枠に…